Q&A

―社会福祉士、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーって何なんですか?

 

A:社会福祉士、精神保健福祉士は国家資格の名称であり、一般にはソーシャルワーカーと呼ばれています。ソーシャルワーカーは様々な個人的問題・社会的問題によりサポートが必要になった人たちの相談に乗ったり、必要な社会制度へ繋いだりします。時には制度そのものを変えるよう働きかけることもあれば、社会そのものへ社会的問題の解決を促すこともあります。

社会福祉士はサポートの対象者を限定しませんが、精神保健福祉士は精神や認知機能に障害を持つ方を支援することを専門としています。

ソーシャルワーカーがサポートするのは障がい者や高齢者だけではありません、事故に合えば入院費に困るかもしれません。子供が生まれれば子育てに悩むかもしれません。恋人から暴力を振るわれることもあるかもしれません。

社会的なサポートは全ての人が必要としており、ソーシャルワーカーは人生の『困った』に寄り添うプロフェッショナルです。

 

 

―Nicolasのビジョンを教えてください。

 

A:支援者も含めて誰も置き去りにしない社会を目指しています。

 

 

―Nicolasはなぜ社会に対する働きかけまで行うのですか?

 

A :個々人が持つ困難さを解決するだけでは、社会を良くすることはできないと断言できるからです。

毎年、うつ病などを理由に失業に追い込まれる人が数多くいる現状を例に考えてみましょう。

うつ病で働けなくなったAさんがいるとします、Aさんに適切な治療を受ける機会を提供したり、働けない間の賃金を保証することがまず必要になります。治療の結果、うつ病を克服してまた働けるようになればそれは素晴らしいことです。しかし、うつ病になった根本の原因(例えば社会に蔓延する長時間労働やパワーハラスメント)を除去しなければ今は健康なBさんやCさんもいずれはうつ病になってしまうかもしれません。

Aさんのような人がこれ以上増えないようにするにはどうすればいいのかを考え、対処しなければ破裂した水道管を延々と手で押さえ続けるような不十分なサポートになってしまいます。元栓を閉めなければ水は決して止まらないのです。

 

 ―社会問題は政治家に任せておけばいいんじゃないですか?

 

A:政治家は社会制度(憲法・法律・条例など)を変える上で決定的な影響力を持っていますが、社会的な問題の多くは社会制度が変わるだけでなく、その社会に生きる人たちの意識が変わらなければ問題を解決することはできないのではないでしょうか。

Aさんを苦しめた長時間労働の問題を解決するためには、政治家が長時間労働の上限を定めるだけではなく、長時間労働は労働者のみに責任があるわけではなく、心身の健康に重大な影響を与えるという事実を社会の人々が知っていなければなりません。政治家も社会にどのような問題があるのか知らなければ解決することはできません。政治家に社会の問題を伝える役割は政治家以外の人も担わなければなりません。

そして、ソーシャルワーカーは困っている方に直接的に関わり、支援を展開していきます。そのため、困っている人の生の声をより多く聞ける立場にあります。現場から見える社会のシステムエラーに対して『困っている』の声をあげていく必要があると考えています。 

 

 

 

上記以外でもNicolasの活動についての質問を受け付けます。疑問点等あれば問い合わせフォームより質問をいただければ、このページにてアンサーを返していきます。